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基本情報技術者平成14年春期 午前問70
問70
データベースサーバを利用したクライアントサーバシステムにおいて,クライアントとサーバ間のSQL文の通信負荷が問題となったときの解決策として,適切なものはどれか。
- インデックスの見直し
- ストアドプロシージャ機能の利用
- データベースの再編成
- 動的SQLの利用
- [出題歴]
- 基本情報技術者 H21春期 問31
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの構成
正解
イ
解説
ストアドプロシージャは、よく利用される一連のSQL文からなるデータベース処理手続きをデータベース内に登録しておき、クライアントからCall文により呼び出すことで実行する機能です。
あらかじめデータベース内にある命令を呼び出すだけなのでSQL文を1つずつ送信する必要がなく、最小限の通信で実行することができます。これにより、クライアントとサーバ間の通信量を軽減できます。
「クライアントとサーバ間の通信負荷」が問題になっているので、ネットワーク上でやり取りされるSQL文の量を減らせるストアドプロシージャの活用が有効です。
あらかじめデータベース内にある命令を呼び出すだけなのでSQL文を1つずつ送信する必要がなく、最小限の通信で実行することができます。これにより、クライアントとサーバ間の通信量を軽減できます。
「クライアントとサーバ間の通信負荷」が問題になっているので、ネットワーク上でやり取りされるSQL文の量を減らせるストアドプロシージャの活用が有効です。
- インデックスの見直しは、検索速度の向上や入出力負荷の軽減などデータベースサーバの内部処理の最適化を目的として行われます。通信量には直接関係しません。
- 正しい。クライアントとサーバの通信負荷を軽減するには、ストアドプロシージャの活用が有効です。
- 再編成は、データベースの断片化を解消するために、物理的な順序の最適化や空き領域の整理を行う処理です。通信量の低減には寄与しません。
- 動的SQLは、実行時にSQL文を組み立てることをいいます。毎回新しいSQLを生成してサーバに送ることになるため、通信量は増えます。
