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基本情報技術者試験の難易度は他の試験と比べてどの程度でしょうか?既にITパスポートを合格している人のために比較をしてみました。

基本情報技術者試験の難易度

基本情報技術者資格の難易度は、共通キャリア・スキルフレームワークの中でレベル2と位置付けられており、情報処理技術者試験の中では下から2番目の難易度の試験です。各問題の難度がITパスポートのレベル1からレベル2となり出題知識の広さと深さが増すことになります。たとえば「USB」インターフェイスの問題だとしたら、ITパスポートではただ機器の特徴が問われたのに対して、基本情報技術者試験ではより突っ込んだ最大接続台数や転送モード・最大転送速度の問題が出題されたりするということです。

情報処理というと難しく聞こえますが、適切な学習をすることで独学でも十分に合格可能ですし、実際に私も独学4カ月で合格することができました。基本的に問題を多くをしめるのは語句問題なので、テキスト学習と過去問演習でどれだけ知識を詰め込めるかが勝負の分かれ目となってきます。

基本情報技術者試験とITパスポート 難易度比較

すでにITパスポートなどを受験された方のためにもわかりやすいように、基本情報技術者試験との比較をしてみましょう。

基本情報技術者とITパスポートおよび情報セキュマネの比較
ITパスポート情報セキュマネ基本情報技術者
合格率約50%50%〜60%30%〜40%
出題数100問科目A 48問
科目B 12問
科目A 60問
科目B 20問
出題形式小問で四肢択一科目A 小問で四肢択一
科目B 小問で多岐択一
科目A 小問で四肢択一
科目B 小問で多岐択一
試験時間120分科目A+科目B合わせて120分科目A 90分、科目B 100分
試験範囲ストラテジ35%
マネジメント20%
テクノロジ45%
情報セキュリティ管理がメインテクノロジ系の範囲が増加
科目Bはアルゴリズムとプログラム言語問題が全体の8割

合格率をみてもわかるように、基本情報技術者試験はITパスポート試験と比べて難易度が上がることは間違いありません。試験時間も科目Aと科目Bに分かれて長くなります。

この中で学習のネックになるのが午後問題で出題されるアルゴリズムやプログラミングに関する分野でしょう。語句の暗記問題とは情報処理の応用理解が求められるため、今まで勉強したことのない人にとっては一からの勉強で理解まで時間がかかると思います。

ITパスポート試験の合格者は有利

基本的に上記のITパスポート試験の受験勉強で学習した内容はそのまま役に立ちます。

特に午前問題のマネジメント・ストラテジについてはほぼ学習する必要がないほどだと思います。テクノロジ系でもITパスポート試験を合格した時点で基礎はできているので、情報処理の初学者と比較すると勉強期間をかなり短縮することができるでしょう。
基本情報技術者の頻出分野であるテクノロジ系を重点的に学習し、昔勉強した分野は過去問の演習で出題パターンを暗記していきましょう。

基本情報技術者試験の難易度は、

  • ITパスポートより二段上のレベル
  • 過去問を重点的に学習することで
    短期合格も可能
  • 国家資格の中では中くらいの難易度
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