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浮動小数点表現 [0566]

 エンジニア志望さん(No.1) 
はじめまして。
先月、Iパスを受けてきたものです。
Iパスは小問対策だけで総合評価点ぎりぎり取ることができたのです。

最終目標は情報セキュリティスペシャリストを目指しているのですが、
基本情報からはきちんと計算問題の対策をした上で、望みたいと思います。

質問に変わりますが、浮動小数点表現(IEEE754)についてです。
平成27年秋期と平成24年春期の午後問題で出題されています。

このサイトには解説がついていないので分かりにくいので、ユーザの方に平成27年秋期  午後問題の問2と平成24年春期  午後問題問1の解き方を教えて頂きたいのです。

よろしくお願いします。

2016.02.06 09:23
がつくんさん(No.2) 
以下では累乗を^で、積を*で表します。
IEEE754は以下の形式で表されます。

sEEEEEEEEfffffffffffffffffffffff
値 = (-1)^s * 1.f * 2^(E-127)

以上のことを前提に平成27年秋期 午後問2を解きます。
設問1
0.625 = 0.5+0.125
      = 0.101
      = 1.01 * 2^(-1)
よって、指数部Eは、
E = -1 + 127
  = 126
  = 01111110
  = 7E
答えは イ となります。
設問2
指数部E = 01111110 = 126
値 = (-1)^0 * 1.1 * 2^(126-127)
   = 1.1 * 2^(-1)
   = 0.11
   = 0.5 + 0.25
   = 0.75
よって、 答えは オ。
設問3
A = 1.1 * 2^5
B = (-1)^1 * 1.1 * 2^(131-127)
  = -1.1 * 2^4
  = -0.11 * 2^5
A + B = (1.1-0.11) * 2^5
      = 0.11 * 2^5
      = 1.1 * 2^4
よって、答えは オ、イ です。
設問4
A * 8 = 1.1 * 2^5 * 2^3
      = 1.1 * 2^8
A * 2 = 1.1 * 2^5 * 2
      = 1.1 * 2^6
      = 0.011 * 2^8
A * 10 = A * 8 + A * 2
       = 1.111 * 2^8
ここでA*10について、s,E,fを求めると、
s = 0
E = 8 + 127
  = 135
  = 10000111
f = 111
よって、ウ です。
以上を参考に「平成24年春期 午後問1」を解いてみてください。
2016.02.09 23:37
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