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基本情報技術者平成19年春期 午前問80
問80
コンピュータプログラムなどの著作物に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 共同開発によるプログラムの著作権は,開発費用を負担した割合に従って権利が帰属する。
- 著作権は,プログラムには認められるが,データベースについては認められていない。
- 著作権法では,プログラム及びプログラムを作成するためのノウハウを保護の対象としている。
- 著作物を作成するために用いるプログラム言語や規約は,著作権法による保護の対象外である。
- [出題歴]
- 初級シスアド H19春期 問77
分類
ストラテジ系 » 法務 » 知的財産権
正解
エ
解説
- 2人以上の者が共同して創作した著作物であってその各人の寄与を分離して個別的に利用することができないものを「共有著作物」といいます。共有著作物に関する権利の帰属については、契約等で持分の割合が決まっていない場合、各人の権利の持分は等しくなります。
- 情報の選択や体系的な構成によって創作性を有するデータベースは、データベースの著作物となり、著作権の対象となります。
- 著作物は、現に創作されたものでなければならないので、ノウハウやアイディアは著作権法では保護されません。
- 正しい。著作権法10条3項の規定により「プログラム言語」「規約」「アルゴリズム」の3つは著作権法の保護対象外とされています。