基本情報技術者平成16年秋期 午前問32

問32

記憶領域の動的な割当て及び解放を繰り返すことによって,どこからも利用されない記憶領域が発生することがある。このような記憶領域を再び利用可能にする処理はどれか。
  • ガーベジコレクション
  • スタック
  • ヒープ
  • フラグメンテーション
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 R2秋期 問16
  • 応用情報技術者 H25秋期 問18
  • ソフトウェア開発技術者 H14春期 問30

分類

テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム

正解

解説

ガーベジコレクションは、プログラムが動的に確保したメモリ領域のうち、不要になった部分を自動的に解放して、再び使用可能にする機能です。ガーベジ(garbage)には「ゴミ」とか「くず」といった意味があるので、直訳するとゴミ拾い、くず集めみたいな感じです。不要になった部分を集めるのでこのような名前になっています。
従来の(ガーベジコレクションがない)プログラム言語では、プログラマが必要なメモリを確保する命令を記述し、使用後に明示的に解放する必要がありましたが、ガーベジコレクションが採用されている処理系では、不要と判断された時点で自動的にメモリの解放が行われます。
  • 正しい。ガーベジコレクションは、記憶領域上の不要な部分を自動で回収してまわり、再利用できるようにする機能です。
  • スタックは、後入先出し方式でデータを入出力するデータ記憶構造です。
  • ヒープは、プログラム上から動的(任意)に確保できるメモリ領域です。
  • フラグメンテーションは、実行されるプログラムに対して記憶領域を区画して割り当てた結果として生じる、主記憶上の断片的な未使用領域です。
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