ユーザーインタフェース技術 (全8問中6問目)

No.6

使用性(ユーザビリティ)の規格(JIS Z 8521)では,使用性を“ある製品が,指定された利用者によって,指定された利用の状況下で,指定された目的を達成するために用いられる際の,有効さ,効率及び利用者の満足度の度合い”と定義している。この定義中の“利用者の満足度”を評価するときに用いる方法はどれか。
  • インタビュー法
  • ヒューリスティック評価
  • ユーザビリティテスト
  • ログデータ分析法
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 H28春期 問25
  • ソフトウェア開発技術者 H20秋期 問46

分類

テクノロジ系 » ユーザーインタフェース » ユーザーインタフェース技術

正解

解説

  • 正しい。ユーザビリティ評価では、有効性、効率、満足度の3つの指標で評価する必要があります。有効さや効率性などは他の手法でも評価が可能ですが、満足度だけは実際に操作を行ったユーザーへの聞き取り調査でしか知ることができません。よって、満足度に対する評価には、利用者へのインタビューやアンケート調査などを行うことが適切な方法となります。
  • ヒューリスティック評価は、複数の専門家が、設計仕様書や紙のプロトタイプを見ながら、既知の経験則に照らし合わせて問題点を明らかにする手法です。ヒューリスティックとは「経験則」の意で、専門家の経験則を基準にします。
  • ユーザビリティテストは、数人の被験者がタスクを実行する過程を観察し、被験者の行動、発話からユーザーインタフェース上の問題点を発見する評価手法です。
  • ログデータ分析法は、被験者に製品を操作してもらい、その操作ログから利用パターンを分析することでユーザビリティ問題を明らかにする評価手法です。
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