基本情報技術者平成30年春期 午前問76

問76

抜取り検査において,ある不良率のロットがどれだけの確率で合格するかを知ることができるものはどれか。
  • OC曲線
  • ゴンペルツ曲線
  • バスタブ曲線
  • ロジスティック曲線
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 H23秋期 問74
  • 応用情報技術者 H26春期 問75

分類

ストラテジ系 » 企業活動 » 業務分析・データ利活用

正解

解説

OC曲線(検査特性曲線: Operating Characteristic curve)は、製品の抜き取り検査をする際のロットの不良率とそのロットの合格率の関係を表したものです。
製品の抜き取り検査では、ロットからn個のサンプルをとり、それに含まれる不良品個数が c個以上であればそのロットを不合格とするという判定を行います。

OC曲線は、nおよびcを固定とした場合のロットの合格率(p)を縦軸に、実際のロットの不良率(q)を横軸に取り、pとqの関係を表した曲線です。本来合格となるべきロットが、抜き取り検査で不合格になってしまう確率を「生産者危険」、本来不合格となるべきロットが合格になってしまう確率を「消費者危険」といいます。
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  • 正しい。
  • ゴンペルツ曲線は、テスト消化件数とバグの検出件数の関係を示したグラフ上に描かれる信頼度曲線(バグ曲線)について一般に観察されるS字形状の曲線です。テスト工程で進捗状況や残存バグ数を推定するためにバグ管理図の比較対象として用いられます。
  • バスタブ曲線は、故障率曲線とも呼ばれ、機械や装置の時間経過に伴う故障率の変化を表示した曲線のことです。
  • ロジスティック曲線は、生物の個体数の増加などを記述する微分方程式の解として得られる曲線です。マーケティングにおいての新製品の普及曲線と適合し、S字カーブを描きます。
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