基本情報技術者平成29年春期 午前問38

問38

共通鍵暗号の鍵を見つけ出そうとする,ブルートフォース攻撃に該当するものはどれか。
  • 一組みの平文と暗号文が与えられたとき,全ての鍵候補を一つずつ試して鍵を見つけ出す。
  • 平文と暗号文と鍵の関係を表す代数式を手掛かりにして鍵を見つけ出す。
  • 平文の一部分の情報と,暗号文の一部分の情報との間の統計的相関を手掛かりにして鍵を見つけ出す。
  • 平文を一定量変化させたときの暗号文の変化から鍵を見つけ出す。

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ

正解

解説

ブルートフォース攻撃は、特定の文字数、および、文字種で設定される可能性のあるすべての組合せを試すことで不正ログインやパスワード解析を試みる攻撃手法で、「総当たり攻撃」とも呼ばれます。パスワード長が短く、使用可能な文字種が少ない場合には、この手法によって破られる可能性が高くなってしまいます。
オンライン上での攻撃では数回の試行でロックアウトになってしまうことが多いため、主にオフライン環境で使用される解読手法です。
  • 正しい。ブルートフォース攻撃に該当します。
  • 暗号化関数の線形近似式を発見することを基本とした「線形解読法」の説明です。
  • RC4の解読攻撃に使用される「関連鍵攻撃」の説明です。
  • 入力値の差分が出力値の差分にどのような影響を与えるかを分析して解読を試みる「差分解読法」の説明です。
© 2010- 基本情報技術者試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop