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基本情報技術者平成29年秋期 午前問48
午前問48
モジュール分割を行うときの方法として,モジュール結合度を最も弱くできるものはどれか。
- [この問題の出題歴]
- 基本情報技術者 R1秋期 問46
- 基本情報技術者 H14秋期 問47
分類
テクノロジ系 » システム開発技術 » ソフトウェア方式設計・詳細設計
正解
イ
解説
モジュール結合度とは、モジュール同士の関連性の強さを示す概念です。モジュール同士の結合度合いが強ければ、関連するモジュールに変更があった場合の影響は大きく、反対に結合度が弱ければ影響を受けにくくなります。独立性と保守性の観点から、モジュール分割の際にはモジュール結合度が低くなるように設計することが望まれます。
モジュール結合度は、データの受け渡し方法などにより6段階のレベルに区分されています。
モジュール結合度は、データの受け渡し方法などにより6段階のレベルに区分されています。
- データ結合(弱い↑)
- 処理に必要なデータだけを単一のパラメータとして受け渡している。
- スタンプ結合
- 処理に必要なデータだけをレコードや構造体などのデータ構造として受け渡している。
- 制御結合
- もう1つのモジュールの制御要素を受け渡している。
- 外部結合
- 外部宣言された共通データを参照している。
- 共通結合
- 共通域に宣言された共通データを参照している。
- 内容結合(強い↓)
- お互いのモジュール内部を直接参照・分析している。
- モジュール強度に関する説明で、モジュール結合度とは直接的な関係ありません。
- 正しい。最もモジュール結合度が弱くなるデータ結合に関する説明です。
- 外部結合に関する説明です。
- 制御結合に関する説明です。