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基本情報技術者平成19年秋期 午前問27
問27
スプーリング機能の説明として,適切なものはどれか。
- あるタスクを実行しているときに,入出力命令の実行によってCPUが遊休(アイドル)状態になると,ほかのタスクにCPUを割り当てる。
- 実行中のプログラムを一時中断して,制御プログラムに制御を移す。
- 主記憶装置と低速の入出力装置との間のデータ転送を,補助記憶装置を介して行うことによって,システム全体の処理能力を高める。
- 多数のバッファからなるバッファプールを用意し,主記憶にあるバッファにアクセスする確率を増すことによって,補助記憶のアクセス時間を短縮する。
- [出題歴]
- 基本情報技術者 H16秋期 問31
- 基本情報技術者 H26秋期 問18
- 基本情報技術者 H30秋期 問17
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム
正解
ウ
解説
スプーリングは、プリンターなどの低速な入出力装置に対するデータの転送を磁気ディスク装置などを介して実行する機能のことです。入出力装置とCPUでは動作速度の差が大きく、CPUが処理の途中で入出力命令をだすと、入出力動作が終了するまでの間はCPUの待ち時間が増加し、スループットが低下してしまいます。
スプーリングでは、入出力装置とやり取りするデータを一度外部記憶装置などへ転送し、外部記憶装置と入出力装置の間でデータをやり取り方法をとります。これによってCPUは低速な入出力装置の動作完了を待つことなく、次の処理に移ることができるためスループットを大幅に向上させることができます。
スプーリングでは、入出力装置とやり取りするデータを一度外部記憶装置などへ転送し、外部記憶装置と入出力装置の間でデータをやり取り方法をとります。これによってCPUは低速な入出力装置の動作完了を待つことなく、次の処理に移ることができるためスループットを大幅に向上させることができます。
- あるタスクを実行しているときに,入出力命令の実行によってCPUが遊休(アイドル)状態になると,ほかのタスクにCPUを割り当てる。
マルチタスクの説明です。 - 実行中のプログラムを一時中断して,制御プログラムに制御を移す。
割込みの説明です。 - 主記憶装置と低速の入出力装置との間のデータ転送を,補助記憶装置を介して行うことによって,システム全体の処理能力を高める。
正しい。スプーリングの説明です。 - 多数のバッファからなるバッファプールを用意し,主記憶にあるバッファにアクセスする確率を増すことによって,補助記憶のアクセス時間を短縮する。
ディスクキャッシュの説明です。