基本情報技術者平成18年春期 午前問23

問23

ECCメモリで,2ビットの誤りを検出し,1ビットの誤りを訂正するために用いるものはどれか。
  • 偶数パリティ
  • 垂直パリティ
  • チェックサム
  • ハミング符号
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 R2秋期 問10
  • 応用情報技術者 H21春期 問12
  • 応用情報技術者 H30秋期 問9
  • 基本情報技術者 H19秋期 問23
  • ソフトウェア開発技術者 H17秋期 問19
  • ソフトウェア開発技術者 H19秋期 問7

分類

テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ

正解

解説

ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで最大2ビットの誤りを検出し、1ビットの誤りを訂正できる手法です。ECCメモリ(Error Check and Correct memory)やRAID2の誤り訂正符号、データ通信などで広く利用されています。エラーの検出にXOR演算を使うことが特徴です。
  • 偶数パリティは、データを構成するビット全体の中でビット「1」の数が偶数になるようにパリティビットを付加する方式です。1ビットの誤りを検出することができます。
  • 垂直パリティは、データの垂直方向を対象としてパリティビットを付加する方式です。水平方向と組み合わせた垂直水平パリティチェックでは1ビットの誤り位置を特定し訂正できますが、垂直パリティだけでは1ビットの検出のみが可能です。
  • チェックサムは、データの合計値を検査用に付加し、データに誤りが生じていないかを検査する方式です。
  • 正しい。ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで2ビットまでの誤りを検出し、1ビットの誤りを自動訂正できます。
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