基本情報技術者平成15年秋期 午前問19

問19

1つの命令で複数のデータに対して同じ処理を並列に行うので,マルチメディア系の処理に適しているのはどれか。
  • MIMD
  • MISD
  • SIMD
  • SISD
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 H21春期 問9
  • 応用情報技術者 H25春期 問11
  • 応用情報技術者 H27秋期 問9
  • ソフトウェア開発技術者 H18秋期 問18

分類

テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » プロセッサ

正解

解説

並列処理を実現するプロセッサのアーキテクチャは同時に実行できる命令数及びデータ数によって以下の4種類に分類されます。
SISD(Single Instruction Single Data)
単一の命令で単一のデータを処理する最もシンプルな方式
SIMD(Single Instruction Multiple Data)
単一の命令で複数のデータを処理できる方式。pentiumプロセッサで採用されている。
MISD(Multiple Instruction Single Data)
複数の命令で単一のデータを扱う方式。理論上は存在するが実装例はない。
MIMD(Multiple Instruction Multiple Data)
複数の命令で複数のデータを扱う方式で、複数のプロセッサを搭載した並列コンピュータ環境が該当する。OSやコンパイラがMIMDに対応している必要がある。
したがって正解は「SIMD」です。

この4つの分類は並列に実行できる命令数(Instruction)とデータ数(Data)によってなされているだけなので、S(Single)M(Multiple)を意識して覚えておけば、試験本番でもそれぞれの特徴を思い出せると思います。
© 2010- 基本情報技術者試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop