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基本情報技術者令和7年 [科目B]問4
問4
次の記述中の に入れる正しい答えを，解答群の中から選べ。ここで，配列の要素番号は1から始まる。
関数 search は，二つの文字型の配列を，それぞれ引数 data 及び key で受け取り，data から，key の要素の並びと同じ並びを全て探し，その先頭の要素番号を全て格納した配列を返す。見つからなければ，要素数0の配列を返す。
関数 search を search({"a"，"b"，"a"，"b"，"c"，"a"，"b"，"c"}，{"a"，"b"，"c"}) として呼び出すと，/*** β ***/の行の条件式が真となる回数は 回である。
〔プログラム〕
関数 search は，二つの文字型の配列を，それぞれ引数 data 及び key で受け取り，data から，key の要素の並びと同じ並びを全て探し，その先頭の要素番号を全て格納した配列を返す。見つからなければ，要素数0の配列を返す。
関数 search を search({"a"，"b"，"a"，"b"，"c"，"a"，"b"，"c"}，{"a"，"b"，"c"}) として呼び出すと，/*** β ***/の行の条件式が真となる回数は 回である。
〔プログラム〕
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
分類
アルゴリズムとプログラミング » データ構造及びアルゴリズム
正解
ク
解説
特定の引数が示され、結果や処理回数を問うプログラム問題では、トレースして確認するのが基本の解き方です。
以下は、関数 search を呼び出した場合の処理の流れです。
以下は、関数 search を呼び出した場合の処理の流れです。
- lenData ← dataの要素数 = 8
lenKey ← keyの要素数 = 3 - 外側のループ処理が開始。「lenData - lenKey + 1 = 8 - 3 + 1 = 6」なので、1から6まで繰り返す
- i=1：内側のループ処理が開始。lenKey = 3 なので、jを1から3まで繰り返す
data[1] = key[1]（"a" = "a"）はtrue（真）
data[2] = key[2]（"b" = "b"）はtrue（真）
data[3] = key[3]（"a" = "c"）はfalse（偽） - i=2：内側のループ処理が開始。jを1から3まで繰り返す
data[2] = key[1]（"b" = "a"）はfalse（偽）
内側のループ終了 - i=3：内側のループ処理が開始。jを1から3まで繰り返す
data[3] = key[1]（"a" = "a"）はtrue（真）
data[4] = key[2]（"b" = "b"）はtrue（真）
data[5] = key[3]（"c" = "c"）はtrue（真）
同じ並びが見つかる。resultにiを追加 - i=4：内側のループ処理が開始。jを1から3まで繰り返す
data[4] = key[1]（"b" = "a"）はfalse（偽）
内側のループ終了 - i=5：内側のループ処理が開始。jを1から3まで繰り返す
data[5]（"c" = key[1]（"a"）はfalse（偽）
内側のループ終了 - i=6：内側のループ処理が開始。jを1から3まで繰り返す
data[6] = key[1]（"a" = "a"）はtrue（真）
data[7] = key[2]（"b" = "b"）はtrue（真）
data[8] = key[3]（"c" = "c"）はtrue（真）
同じ並びが見つかる。resultにiを追加 - 外側のループが終了。result {3, 6} を返却