基本情報技術者令和7年 [科目A]問17

問17

インターネット上の生成AIサービスを利用する際に,オプトアウトを設定することはどのような場合に有効か。
  • 個々の利用者が,自身が生成AIから得た情報に対して,著作権を主張したい場合
  • 個々の利用者が入力した情報を,生成AIの学習に利用させたくない場合
  • 個々の利用者が入力した情報を,生成AIを通じて,他の利用者にも知ってほしい場合
  • 生成AIから得た情報の信ぴょう性を高めたい場合

分類

ストラテジ系 » ビジネスインダストリ » ビジネスシステム

正解

解説

ChatGPTに代表される生成AIのサービスでは、利用者が拒否の意思を示さない限り、入力した様々なデータはAIの学習データとして提供されるという方針(オプトアウト)が採用されています。

AIサービスは個人だけでなく企業や大学など広く利用され、チャットデータだけでなく業務に必要な分析データやプログラムのコードなど様々なデータが入力されています。その入力データは利用者が拒否しない限り、AIの訓練用データとして解析・利用されています。

これを明示的に拒否する設定がオプトアウトです。AIサービスでは「入力したデータを学習データとして提供しない」という選択を、申請フォームや設定画面などで受け付けています。特に個人情報や機密情報が含まれているデータを入力する際には、情報漏えいを防止するためにオプトアウト設定をすることが必須となります。

したがって適切な場合とは、「イ」の「生成AIの学習に利用させたくない場合」となります。
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