基本情報技術者令和2年免除 問60

問60

販売管理システムにおいて,起票された受注伝票の入力が,漏れなく,かつ,重複することなく実施されていることを確かめる監査手続として,適切なものはどれか。
  • 受注データから値引取引データなどの例外取引データを抽出し,承認の記録を確かめる。
  • 受注伝票の入力時に論理チェック及びフォーマットチェックが行われているか,テストデータ法で確かめる。
  • 販売管理システムから出力したプルーフリストと受注伝票との照合が行われているか,プルーフリストと受注伝票上の照合印を確かめる。
  • 並行シミュレーション法を用いて,受注伝票を処理するプログラムの論理の正当性を確かめる。
  • [出典]
  • 午前免除試験 R2-1月 問60
  • 応用情報技術者 R1秋期 問60と同題

分類

マネジメント系 » システム監査 » システム監査

正解

解説

企業会計審議会が2007年2月に発表した内部統制の「実施基準」では、IT業務処理統制として次の4項目を挙げています。
  1. 入力情報の完全性、正確性、正当性等を確保する統制
  2. 例外処理(エラー)の修正と再処理
  3. マスタデータの維持管理
  4. システムの利用に関する認証、操作範囲の限定などアクセスの管理
監査において「起票された受注伝票が漏れなく,重複することなく入力されていることを確かめる」には入力データの完全性および一意性に係るコントロール項目をチェックすることになります。
  • 「例外処理(エラー)の修正と再処理」に係るコントロール機能です。
  • 入力データの正当性に係るコントロール項目です。
  • 正しい。プルーフリストは、入力データを加工せずにそのままプリントアウトしたもので、このプルーフリストと受注伝票を照合することで、入力データの完全性および一意性が確認できます。監査においてはこの照合が確実に実施されているかを確認するために照合印をチェックすることがポイントになります。
  • 受注伝票処理の正確性に係るコントロール項目です。
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