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[プロセスA]完了時間:300ミリ秒
[プロセスB]完了時間:190ミリ秒
[プロセスC完了時間:120ミリ秒

この完了時間はどのように算出してるのでしょうか。

ご教示願います

>この完了時間はどのように算出してるのでしょうか。
問題文の説明通りにプロセスの実行をシミュレーションすれば、解説の図が導き出せます。

過去問を解いて分からない部分を解消しようとする姿勢は素晴らしいと思います。
ただ、試験問題である以上、問題文を理解すれば答えは出せるようになっています。さらに素晴らしい解説も付いています。
それでも分からないのであれば、分かっている部分・分からない部分・ご自身の思考過程などを示して教えを乞うものじゃないでしょうか。

この問題の処理順の決定方式のポイントは以下の通りです。
・各プロセスの到着時間と処理時間は表1
・10ミリ秒ごとに到着しているプロセス全てについて残余処理時間を比較する
・比較処理に掛かる時間は考えない
・比較の結果、残余処理時間が最も短いプロセスにCPUを割り当てる
・プロセスは残余処理時間比較の結果以外では中断されない

このルールに従って4つのプロセス全てが終了するまで、シミュレーションします。
これを図にしたものが解説の図となります。
0ミリ秒
Aが到着。他に到着プロセスはないので、Aを実行。
10ミリ秒
Bが到着。AとBの残余処理時間を比較。
A(110)>B(90)なので、Bを実行。
20ミリ秒
到着プロセスはなし。AとBの残余処理時間を比較。
A(110)>B(80)なので、Bを実行。
30ミリ秒
Cが到着。A,B,Cの残余処理時間を比較。
A(110)>B(70)>C(60)なので、Cを実行。
40ミリ秒
到着プロセスはなし。A,B,Cの残余処理時間を比較。
A(110)>B(70)>C(50)なので、Cを実行。
50ミリ秒
Dが到着。A,B,C,Dの残余処理時間を比較。
A(110)>B(70)>C(40)>D(30)なので、Dを実行。
60ミリ秒
到着プロセスはなし。A,B,C,Dの残余処理時間を比較。
A(110)>B(70)>C(40)>D(20)なので、Dを実行。
70ミリ秒
到着プロセスはなし。A,B,C,Dの残余処理時間を比較。
A(110)>B(70)>C(40)>D(10)なので、Dを実行。
80ミリ秒
到着プロセスはなし。Dが完了。A,B,Cの残余処理時間を比較。
A(110)>B(70)>C(40)なので、Cを実行。
90ミリ秒
到着プロセスはなし。A,B,Cの残余処理時間を比較。
A(110)>B(70)>C(30)なので、Cを実行。
100ミリ秒
到着プロセスはなし。A,B,Cの残余処理時間を比較。
A(110)>B(70)>C(20)なので、Cを実行。
110ミリ秒
到着プロセスはなし。A,B,Cの残余処理時間を比較。
A(110)>B(70)>C(10)なので、Cを実行。
120ミリ秒
到着プロセスはなし。Cが完了。A,Bの残余処理時間を比較。
A(110)>B(70)なので、Bを実行。
130ミリ秒
到着プロセスはなし。A,Bの残余処理時間を比較。
A(110)>B(60)なので、Bを実行。
140ミリ秒
到着プロセスはなし。A,Bの残余処理時間を比較。
A(110)>B(50)なので、Bを実行。
150ミリ秒
到着プロセスはなし。A,Bの残余処理時間を比較。
A(110)>B(40)なので、Bを実行。
160ミリ秒
到着プロセスはなし。A,Bの残余処理時間を比較。
A(110)>B(30)なので、Bを実行。
170ミリ秒
到着プロセスはなし。A,Bの残余処理時間を比較。
A(110)>B(20)なので、Bを実行。
180ミリ秒
到着プロセスはなし。A,Bの残余処理時間を比較。
A(110)>B(10)なので、Bを実行。
190ミリ秒
到着プロセスはなし。Bが完了。残りはAのみなので、Aを実行。
200ミリ秒～
到着プロセスはなし。残りはAのみなので、Aを実行。
300ミリ秒
Aが完了。全プロセス完了。

aさん

大変わかりやすいご説明をありがとうございます。
設問に「表1の～」という記載がないため、全く別の問題なのかと勘違いしておりました。

また、
「残余処理時間が最も短いプロセスにCPUを割り当てる」
の意味をなかなか理解できていなかったのですが、ご丁寧にご説明いただき、理解することができました。

どの問題も読解力が重要であること、学ばせていただきました。
誠にありがとうございました。