基本情報技術者 試験情報＆徹底解説 -新制度に完全対応-

問題文のリンク：https://www.fe-siken.com/fekakomon_pm.php
問題文に問い合わせ順番は「DNSリゾルバ」→「A社DNSサーバ」→「外部DNSサーバ」で書いてありますが、
問題a 新しい正式なTLD"bunkyo"として追加された後に、ホスト名"www.bunkyo"を問合せると、答えは「インターネットのWebサーバ'www.bunkyo'のIPアドレス」になりますが、
これは「DNSリゾルバ」に問合せした結果になることでしょうか。

問題bでは同じく、新しい正式なTLD"corp"として追加された後に、ホスト名"www.corp"を問合せると,
得ることができない答えは「インターネット上のWebサーバwww.corp」になりますが、ここはaと同じく「DNSリゾルバ」に問合せになると思いますが、答えはなぜA社内のホストではないでしょうか。

問題aとbが矛盾だと思いますが、どなたが説明を教えていただけますでしょうか。

ご理解の一助になればと思います。
ご懸念されている問題点を解く前提として、

①正式なTLD(最上位のドメイン)として運用されていない"corp"を，自社のネットワークだけで通用する独自のTLDとして使っている。

②問合せを受けたDNSサーバは，問い合わせられたホスト名が自分で管理しているホスト名であれば対応するIPアドレスを返す。そうでなければ外部のDNSサーバに問い合わせ，その結果として得られたIPアドレス，又は見つからなかったことを示すエラーのいずれかを返す。

以上、問題文の抜粋ですが考えやすいように書きました。
あと一つポイントとすれば、表１の「A社のDNSサーバで管理しているホスト名」があります。
これらの要素を用いて設問を解くと、

a:自社で管理しているドメイン名として「www.bunkyo」が存在しないかつインターネット上に「www.bunkyo」が存在する。これによってネット上の「www.bunkyo」のIPアドレスが返る。

b:インターネット上でホスト名「www.corp」のWebサーバの運用が開始され、かつ自社で管理しているドメイン名として「www.corp」が"存在する"。
つまり外部に問い合わせる前に自社で管理しているドメインと一致するのでこちらのIPアドレスを取得してしまい、ネット上の「www.corp」が取得できない状態となります。
なので取得したくないA社内のホスト「www.corp」を取得してしまうわけですね。

長々としてしまいましたがa、bともに意図しないIPアドレスを取得してしまう問題ですね。
分かりにくい説明で申し訳ないです。失礼します。

おれさん
丁寧に説明して頂いてありがとうございます！
すごく理解しやいです。助かりました！！