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基本情報技術者平成31年春期 午前問39
午前問39
楕円曲線暗号の特徴はどれか。
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ
正解
ア
解説
楕円曲線暗号は、楕円曲線の点の演算を用いた公開鍵暗号方式です。楕円曲線によって定義された有限可群上の離散対数問題を解く際の計算量の多さを安全性の根拠とし、同じ強度を想定した場合、RSAより鍵長を短くできる利点があります。
2019年現在、RSAの鍵長は2,048ビット以上を使用することが推奨されています。公開鍵暗号方式は暗号化・復号に要する計算量が多いため、RSAの鍵長は処理負荷の面でネックとなっています。代わりに、鍵長が少なくて済む楕円曲線暗号の人気が高まってきています。
2019年現在、RSAの鍵長は2,048ビット以上を使用することが推奨されています。公開鍵暗号方式は暗号化・復号に要する計算量が多いため、RSAの鍵長は処理負荷の面でネックとなっています。代わりに、鍵長が少なくて済む楕円曲線暗号の人気が高まってきています。
- 正しい。楕円曲線暗号の特徴です。RSAの鍵長2,048ビットで実現できる暗号強度を、楕円曲線暗号では鍵長224ビットで実現できます。
- 楕円曲線暗号は公開鍵暗号方式です。
- 不可能なわけではありません。現実的に有効な時間での解読が難しいことを安全性の根拠にしています。
- 他の公開鍵暗号方式と同様に、暗号化通信で用いる場合には、暗号化鍵を公開し、復号鍵を秘密にします。