基本情報技術者令和元年秋期 午前問62

問62

自社の経営課題である人手不足の解消などを目標とした業務革新を進めるために活用する,RPAの事例はどれか。
  • 業務システムなどのデータ入力,照合のような標準化された定型作業を,事務職員の代わりにソフトウェアで自動的に処理する。
  • 製造ラインで部品の組立てに従事していた作業員の代わりに組立作業用ロボットを配置する。
  • 人が接客して販売を行っていた店舗を,ICタグ,画像解析のためのカメラ,電子決済システムによる無人店舗に置き換える。
  • フォークリフトなどを用いて人の操作で保管商品を搬入・搬出していたものを,コンピュータ制御で無人化した自動倉庫システムに置き換える。

分類

ストラテジ系 » システム戦略 » 業務プロセス

正解

解説

RPA(Robotic Process Automation)は、これまで人間が行ってきた定型的なパソコン操作を、コンピュータ上で動作するソフトウェアの力で自動化するものです。具体的には、ユーザー・インターフェース上の操作を認識する技術とワークフロー実行を組み合わせ、表計算ソフトやメールソフト、ERP(基幹業務システム)など複数のアプリケーションを使用する一連の業務プロセスをオートメーション化します。主に間接部門の業務を効率化するために使用されます。

日本の生産労働人口が減少局面にあるなか、従来より少ない人数で生産力を高めるための手段としてRPAへの注目が高まっています。
  • 正しい。定型的なPC作業、ソフトウェアによる自動化という条件を満たすのでRPAの事例に該当します。
  • ハードウェアである産業用ロボットを使用しているのでRPAではありません。
  • スマートストアの説明です。RPAはPC作業を自動化するものですので誤りです。
  • 物理的な作業を伴うものはRPAの対象ではありません。RPAのロボットとは、コンピュータ上で動作するソフトウェアを指します。
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