分野 ：テクノロジ系
中分類：システム構成要素
小分類：システムの評価指標

MIPS(Millions of Instructions Per Second)は、CPUが1秒間に処理できる命令数を百万単位で表した処理性能の指標です。

設問のプロセッサの性能は200MIPSなので、1秒間に「200×100万回＝20,000万回」の命令を実行できます。トランザクション1件当たりの命令実行は80万回なので、1秒間に処理できるトランザクション件数(理論値)は、

　20,000万回÷80万ステップ＝250件／秒

プロセッサの使用率が80%なので、実際に処理できる件数(実効値)は、

　250トランザクション×0.8＝200件／秒

したがって「イ」が正解です。

【別解】
プロセッサの使用率が80%なので、1秒当たりの命令実行可能回数を「200MIPS×0.8＝160MIPS」と求め、「160百万回÷0.8百万回＝200件／秒」としても問題ありません。