平成14年春期試験問題 午前問52

午前試験免除制度対応!基本情報技術者試験のeラーニング【独習ゼミ】
プログラムテストにおける限界値分析で設定するテストデータとして,適切なものはどれか。ここで,"Aの直前の値"とは"Aより小さくてAに近い値"を指し,"Aの直後の値"とは"Aより大きくてAに近い値"を指す。

  • 最小値,最小値の直後の値,最大値の直前の値,最大値
  • 最小値,最大値
  • 最小値の直前の値,最小値,最大値,最大値の直後の値
  • 最小値の直前の値,最小値の直後の値,最大値の直前の値,最大値の直後の値
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分野:テクノロジ系
中分類:システム開発技術
小分類:ソフトウェア構築
解説
ブラックボックステストを行う際に用いられるテストケース設計方法には、
  • 同値分割
  • 限界値分析
  • 原因-結果グラフ
などがあります。

同値分割では、「正しい入力値のデータクラス」「正しいデータ範囲の上限を超えて無効であるデータクラス」「正しいデータ範囲の下限を下回って無効であるデータクラス」の3つのデータクラスに分割し、その中から1つの代表値を選んでテストケースとします。

限界値分析では、同値分割と同じようにデータ範囲を「有効値」、および「有効値超過」「有効値未満」の3つに分類するところまでは同じですが、テストケースの値に有効値と無効値の境界値を使うところが異なります。有効値が 0~50 の整数である場合、限界値分析のテストケースには「-1, 0, 50, 51」の4つが選ばれます。
つまり、有効範囲の上限値とそれを1つ超えた値、およびと下限値とそれを1つ下回る値がテストデータとして利用されます。

ちなみに原因-結果グラフとは、入力と出力の論理関係を記号を用いたグラフで表現し、それをもとに決定表(デシジョンテーブル)を作成してテスト項目を作成する手法です。

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