令和元年秋期試験問題 午前問67

バランススコアカードの内部ビジネスプロセスの視点における戦略目標と業績評価指標の例はどれか。

  • 持続的成長が目標であるので,受注残を指標とする。
  • 主要顧客との継続的な関係構築が目標であるので,クレーム件数を指標とする。
  • 製品開発力の向上が目標であるので,製品開発領域の研修受講時間を指標とする。
  • 製品の製造の生産性向上が目標であるので,製造期間短縮日数を指標とする。
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分野 :ストラテジ系
中分類:経営戦略マネジメント
小分類:ビジネス戦略と目標・評価
解説
バランススコアカード(Balanced Score Card、BSC)は、企業のビジョンと戦略を実現するために、「財務」「顧客」「内部ビジネスプロセス」「学習と成長」という4つの視点から業績を評価・分析する手法です。

バランススコアカードのプロセスである各視点については次の通りです。
財務の視点
株主や従業員などの利害関係者の期待に応えて良い業績を出すために、財務的にどのように行動すべきかの指標を設定する。
顧客の視点
企業のビジョンを達成するために、顧客に対してどのように行動すべきかの指標を設定する。
内部ビジネスプロセス(業務プロセス)の視点
財務的目標の達成や顧客満足度を向上させるために、優れた業務プロセスを構築するための指標を設定する。
学習と成長の視点
企業のビジョンを達成するために、組織や個人としてどのように変化(改善)し能力向上を図るかの指標を設定する。
内部ビジネスプロセスの視点では、原価率、不良率、生産性、リードタイム、サイクルタイムなど、組織の業務がどれだけ改善されたかを定量的に検証できる評価指標を設定します。目標と評価項目の対応が適切である「エ」が正解です。
  • 財務の視点です。
  • 顧客の視点です。
  • 学習と成長の視点です。
  • 正しい。内部ビジネスプロセスの視点です。

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