試験の概要
1.基本情報技術者の位置付け
国家試験である情報処理技術者試験の試験区分の一つです。ITエンジニアとして基本的な知識・技能を有することを国が証明します。この試験で得た知識をもとにレベル3の応用情報技術者試験や、さらに各分野の専門知識が問われるレベル4の高度試験などを目指すことができます。

2.受験資格や年齢制限はない
基本情報技術者に限らず、情報処理技術者試験を受験するのに特別な条件はありません。年齢、実務経験、学歴などを問わずどなたでも挑戦していただける試験です。
3.受験料
7,500円(税込)です。
クレジットカード・コンビニエンスストア払い・Pay-easy払いが選択可能ですが、振込手数料は各自の負担となります。
4.受験日の日程
2023年4月より試験が通年化されたため、年間を通していつでも受験することができます。ただし、受験した後はその後30日間は再受験できないというリテイクポリシーがあるので、受験可能なのは30日に1回までとなります。
5.試験方式
コンピュータの画面上に出題される問題に対して、マウス操作で正しい解答を選択していくCBT(Computer Based Testing)方式で行われます。
原則はコンピュータを使って試験を受けますが、身体の不自由等によりCBT方式で受験できない方のために、春期(4月)と秋期(10月)の年2回、筆記による方式の試験(特別措置試験)が実施されています。
6.試験形式
科目A試験と科目B試験に分かれており、両方の試験で60%以上の得点をとることで合格となります。科目A試験と科目B試験は同日受験です。
- 科目A試験
- 試験時間:90分、出題数:60問、四肢択一式
テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系から出題 - 科目B試験
- 試験時間:100分、出題数:20問、多肢選択式
データ構造及びアルゴリズムが8割、セキュリティが2割
7.合格発表
試験日のおよそ1カ月後です。合格発表当日の正午にIPAのサイト上で公開されると共に後に官報にも掲載されます。不合格の場合は通知はなく合格者にだけ証書が届けられます。証書発送は合格発表から約1週間後です。
8.試験会場
全国47都道府県の主要都市で開催されます。どこで受験できるかは試験開催状況から確認できます。
9.申し込み方法
2023年1月時点では公式からまだ確定的なアナウンスがありません。新制度の実証実験ではIPAのウェブサイトではなく、CBTS(https://cbt-s.com/examinee/)という外部業者のウェブサイトにユーザー登録をして申し込む形だったので、同じ形になるのではないでしょうか?
10.主催団体・問い合わせ先
独立行政法人『情報処理推進機構』
〒113-8663
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15階
ホームページ:https://www.jitec.ipa.go.jp/
問い合わせ先:https://www.jitec.ipa.go.jp/_jitecinquiry.html