平成30年秋期試験問題 午前問60
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解説
内部統制は、組織内部のルールや手順を整備し、業務に組み込んで適切に運用することで、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全を確保する取組みをいいます。
金融庁"財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準"では、内部統制について「内部統制の目的を達成するため、経営者は、内部統制の基本的要素が組み込まれたプロセスを整備し、そのプロセスを適切に運用していく必要がある」と明記しており、内部統制を整備し運用する役割を担うのは経営者であるとしています。
したがって、内部統制の整備・運用について最終責任を負うのは「経営者」です。
金融庁"財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準"では、内部統制について「内部統制の目的を達成するため、経営者は、内部統制の基本的要素が組み込まれたプロセスを整備し、そのプロセスを適切に運用していく必要がある」と明記しており、内部統制を整備し運用する役割を担うのは経営者であるとしています。
したがって、内部統制の整備・運用について最終責任を負うのは「経営者」です。
- 株主は引き受けた株式について対価を会社に拠出することだけが義務であり、経営に関与することはないので責任者ではありません。
- 監査役は、内部統制の状況を監査する立場にあるため、整備・運用についての責任者ではありません。
- 業務担当者も内部統制を適切に運用する役割を担いますが、業務は経営者の指示に基づいて行うものですから最終的な責任者ではありません。
- 正しい。内部統制の整備・運用に関して最終的な責任を負うのは経営者です。
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