平成30年秋期試験午前問題 問38

情報処理技術者試験合格率アップセミナー
共通鍵暗号方式の特徴はどれか。

  • 暗号化通信に使用する場合,鍵を相手と共有する必要があり,事前に平文で送付することが推奨されている。
  • 暗号化通信をする相手が1人の場合,使用する鍵の個数は公開鍵暗号方式よりも多い。
  • 同じ程度の暗号強度をもつ鍵長を選んだ場合,公開鍵暗号方式と比較して,暗号化や復号に必要な時間が短い。
  • 鍵のペアを生成し,一方の鍵で文書を暗号化すると,他方の鍵でだけ復号することができる。
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分野:テクノロジ系
中分類:セキュリティ
小分類:情報セキュリティ
2つの暗号方式には以下のような特徴があります。
共通鍵暗号方式
暗号化と復号に同じ鍵を使用する暗号方式。暗号化通信を行う前にあらかじめ使用する鍵を相手に安全に送る必要がある。
ロジックが単純なためシステムに組み込みやすく、計算量も少ないため暗号化・復号に要する処理時間が短いという利点がある。
代表的なアルゴリズムはDES、AES、IDEAなど
公開鍵暗号方式
暗号化と復号に異なる鍵を使用する暗号方式。暗号化鍵は誰もが使用できるように公開し(公開鍵)、復号鍵は受信者が厳重に管理する(秘密鍵)。
暗号化鍵と復号鍵は一対のペアとして生成され、1つの暗号化鍵で暗号化されたデータは、その鍵のペアである復号鍵でしか元のデータに戻せないため、復号を行えるのは正当な受信者のみであることが保証されている。送信データの改ざん検知に使用するディジタル署名は公開鍵暗号式の技術を応用した仕組みである。
代表的なアルゴリズムはRSA、楕円曲線暗号など
  • 共通鍵が漏えいした場合、通信の秘匿を保てなくなるので厳重に管理しなくてはなりません。通信回線を介して相手に送る際には暗号化された安全な通信路上で送付しなければなりません。
  • 共通鍵暗号方式では2人が共通の鍵を使用するので1つ、公開鍵暗号方式では公開鍵と秘密鍵のペアを使用するため2つが必要です。したがって、暗号化通信する相手が1人のときには共通鍵暗号方式のほうが鍵数が少なくなります。
  • 正しい。共通鍵暗号方式は公開鍵暗号方式と比較して暗号化・復号に必要な計算量が少ないため処理時間が短いという利点があります。
  • 公開鍵暗号方式の特徴です。共通鍵暗号方式では鍵ペアを作成することはありません。また、1つの鍵を共有するのでどちらの鍵でも暗号化・復号が行えます。

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