平成16年秋期試験問題 午前問34

午前試験免除制度対応!基本情報技術者試験のeラーニング【独習ゼミ】
シノニムレコードの発生する可能性があるファイルアクセスはどれか。

  • 区分編成ファイルヘのレコードの追加
  • 索引順編成ファイルのレコードの更新
  • 順編成ファイルのレコードの更新
  • 直接編成ファイルヘのレコードの追加
正解 問題へ
分野:テクノロジ系
中分類:ソフトウェア
小分類:ファイルシステム
解説
補助記憶装置にデータを記録する方式であるファイル編成には、「順編成」「区分編成」「索引順編成」「直接編成」「仮想記憶編成(VSAM)」の5つの方式があります。
順編成ファイル
順次アクセスを行うためのファイル編成方法で、レコードを先頭から順番に格納する。シーケンシャルファイルともよばれる。
区分編成ファイル
メンバーと呼ばれる複数の順編成ファイルを格納したメンバー領域と、メンバーの格納位置や名前を保存する登録域から構成され、メンバーごとに順次アクセスができるようになっている。
索引順編成ファイル
格納データに対して順次アクセスと直接アクセスの両方のアクセス方式を利用できる編成方式。基本データ域、索引域、あふれ域の3つの領域で管理を行う。
直接編成ファイル
レコードのキー値から格納するアドレスを計算して、レコードをこのアドレスに直接格納する。
仮想記憶編成ファイル
順編成、直接編成、索引順編成を含むファイル編成。
このうち直接編成ファイルではキー値をプログラムによってアドレスに変換するため、異なるキー値から同一のアドレスが計算されてしまうことがあります。これをシノニムの発生といい、新たなレコードを追加するときにすでにデータが格納されているアドレスが指定されてしまう可能性があります。

Pagetop