平成14年秋期試験問題 午前問42

午前試験免除制度対応!基本情報技術者試験のeラーニング【独習ゼミ】
ERPソフトウェアパッケージに関する説明のうち,最も適切なものはどれか。

  • 企業のビジネスプロセスの分析が不要なので,比較的容易に導入できる。
  • 導入後のメンテナンスは,システム部門が担当することが望ましい。
  • 日本企業のビジネスプロセスを組み込んだ統合化システムソフトウェアである。
  • ビジネスプロセスの見直しが不可欠であり,社内のコンセンサスと経営者の決断が重要である。
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分野:ストラテジ系
中分類:経営戦略マネジメント
小分類:経営管理システム
解説
ERP(Enterprise Resource Planning)は、組織全体の経営資源(人・モノ・金・情報)と業務プロセスを統合して、計画的に管理する手法や概念です。企業全体の様々な部門や機能(財務、人事、製造、在庫管理、販売、購買など)にわたるデータを一元化することでビジネスの透明性を高め、リアルタイムで情報を共有・分析することで、意思決定の迅速化や業務プロセスの最適化を実現します。

ERPを実現するための統合型ソフトウェアを「ERPパッケージ」と呼び、業務活動に必要な機能(販売・生産・購買・出荷・会計など)のすべてが含まれた情報システムです。導入することによって企業内に散在するデータの一元管理を可能にするなど、全社的な業務の統合化を推進できるメリットがあります。しかし、導入する際にはERPパッケージが想定している業務モデルと現状業務とのフィットギャップ分析を行い、ERPパッケージに適合するように業務プロセスを変更するBPR(Business Process Re-engineering)が必要です。

したがって、正解は「エ」です。

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