トランザクション処理(全57問中26問目)

午前試験免除制度対応!基本情報技術者試験のeラーニング【独習ゼミ】
データベースの排他制御のロック獲得の可能性のうち,適切なものはどれか。

出典:平成25年春期 問30

  • あるトランザクションが共有ロックを獲得している資源に対して,別のトランザクションが共有ロックを獲得することは可能である。
  • あるトランザクションが共有ロックを獲得している資源に対して,別のトランザクションが専有ロックを獲得することは可能である。
  • あるトランザクションが専有ロックを獲得している資源に対して,別のトランザクションが共有ロックを獲得することは可能である。
  • あるトランザクションが専有ロックを獲得している資源に対して,別のトランザクションが専有ロックを獲得することは可能である。
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分野:テクノロジ系
中分類:データベース
小分類:トランザクション処理
解説
共有・専有の2種類のロックの違いを確認しておきましょう。
共有ロック
データを読込むときに使うロックで、資源がこの状態の場合は他のトランザクションによる更新処理ができなくなる。(読込みは可能)
専有ロック
データを更新するときに使うロックで、資源がこの状態の場合は他のトランザクションによる読込みや更新ができなくなる。
上記の性質から、ある資源に共有または専有ロックが掛けられているときの新たなロックの可否は次の表のようになります。
30.gif
つまり資源にかけられているロックが"共有"である場合にのみ、別のトランザクションが新たに"共有ロック"をかけることが可能です。したがって正しい記述は「ア」です。

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