オペレーティングシステム(全100問中47問目)

様々なサイズのメモリ資源を使用するリアルタイムシステムのメモリプール管理において,可変長方式と比べた場合の固定長方式の特徴として,適切なものはどれか。

出典:平成24年春期 問23

  • メモリ効率が良く,獲得及び返却の処理速度は遅く一定である。
  • メモリ効率が良く,獲得及び返却の処理速度は遅く不定である。
  • メモリ効率が悪く,獲得及び返却の処理速度は速く一定である。
  • メモリ効率が悪く,獲得及び返却の処理速度は速く不定である。
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分野:テクノロジ系
中分類:ソフトウェア
小分類:オペレーティングシステム
メモリ管理の固定長方式と可変長方式は次のような特徴があります。
固定長方式
主記憶をいくつかの固定長の区画に分割しておき、タスクが実行されるときにそれぞれのタスクが必要とする区画数を割り当てる方式。区画のサイズが同じなので、使用されない空き領域が生じる一方、アドレス計算やサイズ計算などのオーバーヘッドが減り、読み書き速度は安定化する。
可変長方式
タスクが実行されるときに、主記憶をそのタスクが必要とする大きさに区切って割り当てる方式。固定長方式と比較してメモリの使用効率はよいが、アドレス計算やサイズ計算などのオーバヘッドは増加する。
したがって固定長方式の特徴として適切な記述は「メモリ効率が悪く,獲得及び返却の処理速度は速く一定である」になります。

設問中にあるリアルタイムシステム(Realtime System)とは、使える資源(リソース)に限りがある状態で、ジョブの実行が命令された時、その処理を決められた時刻(デッドライン)までに終了することに着目した制御工学における概念の一つであり「リアルタイム処理」とも呼ばれています。
リアルタイムシステムでは速度が要求されるので、メモリ領域の有効活用よりも読み書き速度を優先した固定長方式のメモリ管理が採用されます。

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