ソフトウェア結合・適格性テスト(全12問中4問目)

午前試験免除制度対応!基本情報技術者試験のeラーニング【独習ゼミ】
システム結合テストにおける状態遷移テストに関する記述として,適切なものはどれか。

出典:平成28年春期 問48

  • イベントの発生によって内部状態が変化しない計算処理システムのテストに適した手法
  • システムの内部状態に着目しないブラックボックステスト用の手法
  • 設計されたイベントと内部状態の組合せどおりにシステムが動作することを確認する手法
  • データフロー図,決定表を使用してシステムの内部状態を解析する手法
正解 問題へ
分野:テクノロジ系
中分類:システム開発技術
小分類:ソフトウェア結合・適格性テスト
解説
状態遷移テストは、設計段階でシステム要求事項をもとに作成した「状態遷移図」「状態遷移表」を使用して、システムが正しく挙動するかを検証するホワイトボックステストの手法です。
状態遷移図は、文章だけによる仕様書よりもシステムの持つ機能や全体像を感覚的に把握しやすくする役割を持ちます。さらに状態遷移表は、システムの内部状態とイベントの組合せを漏れなくリストアップできるため、正常な動作だけでなく不正な遷移についても可視化できるメリットがあります。この2つを組み合わせることで仕様書の漏れ・抜けをテストで発見しやすくし開発作業の手戻りを少なくする目的があります。

したがって「ウ」が適切記述です。
  • 内部状態が変化するシステムのテストで用いられます。
  • 単体テストや結合テストで用いられるホワイトボックステストの手法です。
  • 正しい。
  • 状態遷移図、状態遷移表を使用します。

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