ソフトウェア構築(全39問中21問目)

午前試験免除制度対応!基本情報技術者試験のeラーニング【独習ゼミ】
ソフトウェア開発におけるテスト技法のうち,ブラックボックステストに関する記述として,適切なものはどれか。

出典:平成24年春期 問48

  • ソースコードを解析し,プログラムの制御の流れと変数間のデータの流れのテストを,主にプログラム開発者以外の第三者が実施する。
  • プログラムが設計者の意図した機能を実現しているかどうかのテストを,主にプログラム開発者以外の第三者が実施する。
  • プログラムの全ての命令について最低1回は実行することを完了の条件とするテストを,主にプログラム開発者自身が実施する。
  • プログラムの内部構造や論理が記述された内部仕様書に基づくテストを,主にプログラム開発者自身が実施する。
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分野:テクノロジ系
中分類:システム開発技術
小分類:ソフトウェア構築
解説
ブラックボックステストは、システムの内部構造を考慮せず、システムに与える入力とそれに対する出力だけに着目して、入力に対する出力が仕様書どおりになっているかを検証するテストです。内部でどのような処理が行われているのかは無視するため、システムの内部をブラックボックス(中が見えない箱)に見立てて「ブラックボックステスト」といいます。具体的なテスト手法としては、同値分割、限界値分析、原因-結果グラフ、エラー推測などがあります。

逆にプログラムの内部構造や処理に注目して実施するテストを「ホワイトボックステスト」といいます。こちらは、主に開発者自身が作成したプログラムが仕様書通りに実装されているかを検証する目的で実施されます。

プログラムの内部構造への着目の有無を考えると、選択肢の中でただ一つ、プログラムの内部構造について考慮していない「イ」がブラックボックステストだとわかります。

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