オペレーティングシステム (全106問中28問目)

No.28

システム全体のスループットを高めるために,主記憶装置と低速の出力装置とのデータ転送を,高速の補助記憶装置を介して行う方式はどれか。
  • スプーリング
  • スワッピング
  • ブロッキング
  • ページング
  • [出題歴]
  • 基本情報技術者 H22春期 問19

分類

テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム

正解

解説

スプーリングとは、CPUが低速な入出力装置の処理を待たなくてもいいように、出力データを補助ディスク装置に一度送り、そこから入出力装置にデータを転送する仕組みです。

活用例といえば、プリンターの印刷が頻出で、スプーリングを用いるため低速な印刷を待つことなく、CPUが次の処理に移れるのでCPUの空き時間が少なくなりスループットの向上に役立つというのが定番の論点です。
  • 正しい。
  • スワッピングは、主記憶を効率よく使用するための方法で、実行中のプログラムが何らかの理由で停止したりして待ち状態が長く続く場合、そのプログラムを実行中のまま補助記憶装置に移動し、別のプログラムを補助記憶装置から主記憶に戻します。
  • ブロッキングは、バリアブル方式の磁気ディスク装置で複数の論理レコードを1つの物理レコードにまとめることです。
  • ページングは、仮想記憶方式の一つで、仮想アドレス空間をページと呼ばれる固定長の長さに分割し、ページ単位でアドレス変換を行う方式です。
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