業務分析・データ利活用 (全116問中29問目)

No.29

品質管理における検査特性曲線(OC曲線)は,通常,横軸にロットの不良率を,縦軸にロットの合格の確率を目盛ったものである。大きさ N のロットから,大きさ n のサンプルを抜き取り,このサンプル中に見いだされた不良個数が合格判定個数 c 以下のときにはロットを合格とし,cを超えたときはロットを不合格とする。
 N と n を一定にして c を0, 1, 2と替えたときの,OC曲線の変化の傾向を表す図はどれか。
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  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 H22秋期 問74

分類

ストラテジ系 » 企業活動 » 業務分析・データ利活用

正解

解説

OC曲線(検査特性曲線: Operating Characteristic curve)は、ロットの不良率とそのロットの合格率の関係を表したものです。

cは、不良個数に対する許容値で、例えばc=0の場合は、不良品が一つでも見出されたらロットが不合格になるのに対して、c=2の場合は最大2個の不良品までは許容されます。したがってcが0, 1, 2と大きくなるにつれてロット全体が不合格と判定される確率は次第に下がっていくことになります。
これはロットの不良率の高低に関係なく成立し、c=0の場合よりc=2のほうが常にロット合格率(グラフの縦軸)は高くなります。この関係を正しく表わしている「イ」のグラフが適切です。
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