ソフトウェア方式設計・詳細設計 (全57問中39問目)

No.39

モジュールの独立性を高めるには,モジュール結合度を弱くする必要がある。モジュール間の情報の受渡し方法のうち,モジュール結合度が最も弱いものはどれか。
  • 共通域に定義したデータを,関係するモジュールが参照する。
  • 制御パラメータを引数として渡し,モジュールの実行順序を制御する。
  • データ項目だけをモジュール間の引数として渡す。
  • 必要なデータを外部宣言して共有する。
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 R5春期 問46
  • 基本情報技術者 H18春期 問41
  • 基本情報技術者 H28春期 問47
  • ソフトウェア開発技術者 H17春期 問42
  • ソフトウェア開発技術者 H20春期 問43

分類

テクノロジ系 » システム開発技術 » ソフトウェア方式設計・詳細設計

正解

解説

モジュール結合度とは、モジュール同士の関連性の強さを表す概念です。関連する別のモジュールに変更があった場合、モジュール同士の結合度が弱いほどその影響を受けにくくなるので、モジュールの保守性は向上します。よって、モジュール結合度が弱いほど、そのモジュールの独立性は高いと言えます。

モジュール結合度には、データの受け渡し方法などにより6段階のレベルがあります。
データ結合(弱い↑)
処理に必要なデータだけを単一のパラメータとして受け渡している。
スタンプ結合
処理に必要なデータだけをレコードや構造体などのデータ構造として受け渡している。
制御結合
もう1つのモジュールの制御要素を受け渡している。
外部結合
外部宣言された共通データを参照している。
共通結合
共通域に宣言された共通データを参照している。
内容結合(強い↓)
お互いのモジュール内部を直接参照・分析している。
  • 共通結合になります。
  • 制御結合になります。
  • 正しい。最もモジュール結合度が弱いデータ結合です。
  • 外部結合になります。
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