ソフトウェア方式設計・詳細設計 (全57問中1問目)

No.1

ソフトウェアの使用性を向上させる施策として,適切なものはどれか。
  • オンラインヘルプを充実させ,利用方法を理解しやすくする。
  • 外部インタフェースを見直し,連携できる他システムを増やす。
  • 機能を追加し,業務の遂行においてシステムを利用できる範囲を拡大する。
  • データの複製を分散して配置し,装置の故障によるデータ損失のリスクを減らす。
  • [出典]
  • 午前免除試験 R4-1月 問45
  • 応用情報技術者 H26春期 問47と同題

分類

テクノロジ系 » システム開発技術 » ソフトウェア方式設計・詳細設計

正解

解説

使用性とは、ISO/IEC 9126(JIS X 0129)として定義されているソフトウェア品質特性の1つで「分かりやすさ、使いやすさの度合い」をいいます。

ISO/IEC9126(JIS X 0129)では、ソフトウェアの品質特性として使用性を含んだ次の6つと、品質特性をブレークダウンした21の品質副特性を定めています。
機能性(Functionality)
目的から求められる必要な機能の実装の度合い
副特性として合目的性、正確性、相互運用性、標準適合性、セキュリティが含まれる。
信頼性(Reliability)
機能が正常動作し続ける度合い、障害の起こりにくさの度合い
副特性として成熟性、障害許容性、回復性が含まれる。
使用性(Usability)
分かりやすさ、使いやすさの度合い
副特性として理解性、習得性、運用性が含まれる。
効率性(Efficiency)
目的達成のために使用する時間や資源の度合い
副特性として時間効率性、資源効率性が含まれる。
保守性(Maintainability)
保守(改訂)作業に必要な労力の度合い
副特性として解析性、変更性、安定性、試験性が含まれる。
移植性(Portability)
移植のしやすさ、別の環境へ移した際そのまま動作する度合い
副特性として環境適用性、設置性、規格適合性、置換性が含まれる。
使用性は使いやすさ・分かりやすさを表す特性なので、ソフトウェアの理解性を高める施策である「ア」が適切です。
  • 正しい。使用性を向上させる施策です。
  • 機能性を向上させる施策です。
  • 機能性を向上させる施策です。
  • 信頼性を向上させる施策です。
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