データ通信と制御 (全58問中46問目)

No.46

OSI基本参照モデルの第3層に位置し,通信の経路選択機能や中継機能を果たす層はどれか。
  • セション層
  • データリンク層
  • トランスポート層
  • ネットワーク層
  • [出題歴]
  • 基本情報技術者 H16春期 問62
  • 基本情報技術者 H27秋期 問31

分類

テクノロジ系 » ネットワーク » データ通信と制御

正解

解説

OSI基本参照モデルは、異機種間のデータ通信を実現するために,通信サービスを7つの階層に分割し,各層ごとに標準的なプロトコルや通信サービスの仕様を定めるという考え方をモデル化したものです。

各層は次のような役割を担っています。
アプリケーション層(第7層)
各層のうち,最も利用者に近い部分であり,ファイル転送や電子メールなどの機能が実現されている。
プレゼンテーション層(第6層)
データの表示形式を管理したり、文字コードやエンコードの種類などを規定する役割をもつ。
セション層(第5層)
アプリケーションプロセス間での会話を構成し,同期をとり,データ交換を管理するために必要な手段を提供する役割をもつ。
トランスポート層(第4層)
エラー検出/再送などの伝送制御を担い通信の品質を保証する役割をもつ。
ネットワーク層(第3層)
エンドシステム間のデータ伝送を実現するために,ルーティング(通信経路選択)や中継などを行う役割をもつ。
データリンク層(第2層)
隣接ノード間の伝送制御手順(誤り検出,再送制御など)を提供する役割をもつ。
物理層(第1層)
物理的な通信媒体の特性の差を吸収し,上位の層に透過的な伝送路を提供する役割をもつ。
第3層はネットワーク層となるので正解は「エ」になります。
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