ネットワーク方式 (全41問中3問目)

No.3

TCP,UDPのポート番号を識別し,プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスとの対応関係を管理することによって,プライベートIPアドレスを使用するLAN上の複数の端末が,一つのグローバルIPアドレスを共有してインターネットにアクセスする仕組みはどれか。
  • IPスプーフィング
  • IPマルチキャスト
  • NAPT
  • NTP
  • [出典]
  • 午前免除試験 R3-12月 問33
  • 応用情報技術者 R2秋期 問34と同題

分類

テクノロジ系 » ネットワーク » ネットワーク方式

正解

解説

NAPT(Network Address Port Translation)は、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを1対1で相互変換するNATの考え方に、ポート番号でのクライアント識別を組み合わせた技術です。IPマスカレードとも呼ばれます。

TCP/IPの原則に従えば、複数の端末がインターネットに接続する場合には、それに対応する数のグローバルIPアドレスが必要です。しかし、NAPTを利用すると内部LAN上の複数の端末を、1つのグローバルIPアドレスで同時にインターネットに接続させることが可能です。NAPTでは、プライベートIPアドレスとインターネット通信に使用するポート番号を対応させることで端末の識別を行っています。
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  • IPスプーフィングは、IPアドレスを偽装し正規のユーザーになりすましてアクセスを行う攻撃手法です。
  • IPマルチキャストは、IPパケットを1回で複数の受信者に送信する方法です。なお、1回で1人の受信者に送信することをユニキャスト、1回で同じネットワークセグメントに属するすべての受信者に送信することをブロードキャストといいます。
  • 正しい。NAPTは、1つのグローバルIPアドレスでプライベートネットワーク内の複数の端末をインターネットに同時に接続できるようにする技術です。
  • Network Time Protocolの略。ネットワークに接続されている環境において、機器が持つ時計を正しい時刻(協定世界時:UTC)へ同期するための通信プロトコルです。
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