ネットワーク方式 (全41問中22問目)

No.22

本社と工場との間を専用線で接続してデータを伝送するシステムがある。このシステムでは2,000バイト/件の伝票データを2件ずつまとめ,それに400バイトのヘッダ情報を付加して送っている。伝票データは,1時間に平均100,000件発生している。回線速度を1Mビット/秒としたとき,回線利用率はおよそ何%か。
  • 6.1
  • 44
  • 49
  • 53
  • [出題歴]
  • 基本情報技術者 H29春期 問30

分類

テクノロジ系 » ネットワーク » ネットワーク方式

正解

解説

回線利用率とは、回線容量に対する実際の伝送容量の割合で「転送量÷回線速度」で求めます。

本システムでは発生したデータを「2件の伝票データ+ヘッダ → 1つの送信単位」に変換してから送信します。
32.gif/image-size:416×138
上の図のように伝票データを2件まとめたものにヘッダ情報が付加されるので、送信データ1件のデータ量は、

 2,000[バイト]×2+400[バイト]=4,400[バイト]

1時間に発生する伝票データは平均100,000件なので、送信時には半分の50,000件の送信データに変換されます。1時間に4,400バイトのデータが50,000件送信されるので、1時間当たりの伝送容量は平均で、

 4,400[バイト]×50,000[件]
=220,000,000[バイト]=220[Mバイト]

回線速度は1Mビット/秒ですが、伝送容量の単位にあわせてビットからバイトに直します。1バイト=8ビットなので、回線速度は「1Mビット/秒÷8=125kバイト/秒」です。この回線の1時間当たりの容量は、

 125[kバイト]×3,600[秒]
=450,000,000[バイト]=450[Mバイト]

したがって回線利用率は、

 220[Mバイト]÷450[Mバイト]=0.48888…≒49%

およそ49%とわかります。
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