通信に関する理論 (全12問中7問目)

No.7

7ビットの文字コードの先頭に1ビットの偶数パリティビットを付加するとき,文字コード30,3F,7Aにパリティビットを付加したものはどれか。ここで,文字コードは16進数で表している。
  • 30, 3F, 7A
  • 30, 3F, FA
  • B0, 3F, FA
  • B0, BF, 7A
  • [出題歴]
  • 基本情報技術者 H14秋期 問9
  • 基本情報技術者 H17春期 問10

分類

テクノロジ系 » 基礎理論 » 通信に関する理論

正解

解説

パリティチェックは、データ通信やメモリチェックなどにおいてデータのビット誤りを検出する最もシンプルな方法の一つです。一定長のビット列(通常は7〜8ビット)ごとに1ビットの検査ビット(パリティビット)を付加し、検査側が受信データとパリティビットを照合することで誤りを検出します。
ビット列とパリティビットを合わせて「1」のビット数が奇数になるようにパリティビットを付加する方式を「奇数パリティ」、「1」のビット数が偶数になるようにパリティビットを付加する方式を「偶数パリティ」といいます。

16進数で表現されている文字コード30,3F,7Aを2進数に変換して「1」のビット数を確認すると

 30→0011 0000(2個)
 3F→0011 1111(6個)
 7A→0111 1010(5個)

この中で「1」のビット数が奇数である7Aの先頭ビットにだけパリティビットを付加して「1」の個数が偶数になるようにします。

 7A→0111 1010(5個)
1111 1010(6個)→FA

つまり偶数パリティビットを付加した後のデータは「30,3F,FA」になります。
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