通信に関する理論 (全12問中2問目)

No.2

送信側では,ビット列をある生成多項式で割った余りをそのビット列に付加して送信し,受信側では,受信したビット列が同じ生成多項式で割り切れるか否かで誤りの発生を判断する誤り検査方式はどれか。
  • CRC方式
  • 垂直パリティチェック方式
  • 水平パリティチェック方式
  • ハミング符号方式
  • [出題歴]
  • 基本情報技術者 H16春期 問63
  • 基本情報技術者 H22秋期 問4

分類

テクノロジ系 » 基礎理論 » 通信に関する理論

正解

解説

CRC方式(Cyclic Redundancy Check,巡回冗長検査)は、送信データから生成多項式によって誤り検出用のデータを付加して送信します。受信側では送信側と同じ生成多項式を用いて受信データを除算し、送信されてきた誤り検出用のデータと比較することで誤りの有無を判断することができます。単純なパリティチェックでは検出できない偶数個の誤りやバースト誤りを検出できるという特長があります。

「生成多項式」というキーワードが出たらCRC方式と覚えましょう。この方式は他の誤り検出方式では使用されません。
  • 正しい。
  • 垂直パリティチェック方式は、データに検査用のパリティビットを付加することによって誤りを検出する方式です。
  • 水平パリティチェック方式は、パリティビットを付加する方向が違うだけで「イ」と同じです。
  • ハミング符号は、情報ビットに対して検査ビットを付加することで、2ビットの誤り検出と1ビットの自動訂正機能をもった方式です。
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