基本情報技術者平成15年秋期 午前問80

問80

不正アクセス禁止法による不正アクセス行為の処罰に関する記述のうち,適切なものはどれか。
  • コンピュータが被害を受けた場合に限り,不正アクセス行為として処罰の対象となる。
  • コンピュータネットワークを介さずに,当該コンピュータのキーボードから他人のパスワードを不正に入力して侵入した場合も,不正アクセス行為として処罰の対象となる。
  • 他人のパスワードを,その保有者又はアクセス管理者に無断で流出させる行為は,不正アクセス行為として処罰の対象とはならない。
  • パスワードなどのアクセス制御機能をもたないコンピュータの場合は,管理者の承諾を得ずに侵入しても,不正アクセス行為として処罰の対象とはならない。

分類

ストラテジ系 » 法務 » セキュリティ関連法規

正解

解説

不正アクセス禁止法は、ネットワークに接続されたコンピュータを利用して本人に許可なく他人のID・パスワードを使い、認証が必要なページに接続することを禁止する法律です。
2000年に制定されました。

不正アクセス禁止法での禁止事例を判断する問題は、たびたび出題されますが、
  • ネットワークに接続できる環境であること(スタンドアロンのPCは対象外)
  • 本人に許可なくIDやパスワードを使い、認証が可能なページにアクセスする行為
  • 本人に許可なく第三者にIDやパスワードを教える行為
この3点を押さえておけば、ほとんどの事例には対応できると思います。

したがって、正解は「エ」です。
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